ブラックバス釣りを始めたばかりの方や、これから本格的に楽しみたいと考えている方にとって、「ブラックバスが釣れる時期」は特に気になるポイントではないでしょうか。例えば「1番釣れる時期はいつですか?」「釣れやすい時期はいつですか?」「最盛期はいつですか?」といった疑問を持つ人は多く、効率的に釣果を上げるためにも、季節や時間帯に合わせたアプローチが欠かせません。
本記事では、ブラックバスが「一番釣れる時間は?」という観点からの時間帯の解説や、「ブラックバスは何月から釣れるのか」といったシーズンごとの特徴、さらには「バス釣りのオフシーズン」に関する注意点まで幅広く取り上げます。加えて、「ルアー」選びのコツや「季節ごとのルアー」の使い分け、コンビニで代用できる餌などにも触れ、無駄のない釣行をサポートします。
時間の無駄にならないよう、ブラックバス釣りをより楽しむための知識を、わかりやすく解説していきます。釣れるタイミングをしっかり押さえたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
- ブラックバスが釣れやすい季節と、その時期に狙うべき理由
- 最も釣れる時間帯と、時間ごとのバスの行動傾向
- 季節に応じたルアーや餌の選び方と使い分け
- オフシーズンに釣果を出す難しさと準備のポイント
目次
ブラックバスが釣れる時期を季節別に解説
- 一番釣れる時間は?
- 最盛期はいつ?
- 釣れやすい時期はいつ?
- 何月から釣れるのか
- ブラックバス釣りでおすすめのルアー
一番釣れる時間は?

ブラックバスが最も釣れやすい時間帯は、**「朝マズメ」と「夕マズメ」**です。
これは、魚の活性が一日の中でも特に高くなるタイミングであり、効率良く釣果を上げるチャンスでもあります。
朝マズメとは、日の出前後の2時間程度を指し、太陽が昇り始めて水中に光が差し込むタイミングです。
この時間帯は、植物プランクトンが光合成を始め、それを追って動物プランクトンが動き、小魚、そしてブラックバスへと食物連鎖が活発に進む時間になります。
一方、夕マズメは日の入り前後の2時間で、日中の暑さが和らぎ、水温が安定することでブラックバスの活性が再び高まります。特に夏場は表層の水温が下がり、ブラックバスが浅場に出やすくなるため、夕方の釣りも非常に効果的です。
ただし、季節や天候によってもベストタイミングは変わります。例えば、真夏の昼間は暑すぎて魚の活性が落ちるため、朝や夕の比較的涼しい時間に絞ったほうが効率的です。また、風が出やすい午後の「おやつ時間(14〜16時)」も狙い目となることがあります。
このように、時間帯の選び方ひとつで釣果が大きく変わるため、ブラックバス釣りでは「時間」を意識することが非常に重要です。
最盛期はいつ?

ブラックバスの釣りにおける最盛期は、春と秋です。
この時期はブラックバスの活性が高く、初心者から上級者まで幅広い釣り人が釣果を得やすいタイミングとなります。
春(おおよそ2月下旬~5月上旬)は、ブラックバスの産卵(スポーニング)期にあたります。
このため、体力を蓄えるために積極的にエサを追う個体が増え、特に朝マズメなどの時間帯はシャロー(浅場)へ上がってきたバスを狙いやすくなります。
一方、秋(9月中旬~12月初旬)は、冬に備えてブラックバスが再び活発に捕食を始める時期です。
気温が落ち着き、水温も安定してくるため、長時間にわたって釣りが楽しめることが多く、サイズ・数ともに狙いやすいシーズンといえます。
ただし、春と秋どちらも天候の急変には注意が必要です。急な冷え込みや水温の低下があると、一気に活性が落ちてしまうこともあります。
このようなことから、春と秋はブラックバス釣りのベストシーズンとして知られていますが、状況に応じて柔軟に対応することも大切です。気象条件や水温をよく観察しながら、最盛期の恩恵を最大限に活かしましょう。
釣れやすい時期はいつ?

ブラックバスが釣れやすい時期は、春から秋にかけての季節です。
特に、水温が安定して上昇する「春」と、冬に備えてエサを多く摂る「秋」は、釣果が伸びやすいタイミングとして知られています。
春は、ブラックバスの産卵行動が始まる前後で、エサを積極的に捕食するため非常に釣りやすくなります。
また、浅場に姿を見せることが多く、初心者でも狙いやすい場所に魚が集まるのも大きなポイントです。
秋になると、水温が下がり始める前に体力を蓄えようとするため、朝夕の時間帯に限らず、日中でも活発に動く個体が多くなります。特に、安定した天候が数日続いた後は釣果が期待しやすいです。
一方で、冬は水温が低くなりすぎるため、ブラックバスの動きが鈍くなり、釣れる可能性は大きく下がります。
そのため、釣りやすい時期としては「春〜秋」が目安となり、寒さが和らぎ始めるタイミングから、寒くなる直前までがベストシーズンといえます。
このように、季節ごとの水温変化を意識することで、釣れやすい時期をうまく見極めることができます。
何月から釣れるのか

ブラックバスは、2月下旬から釣れ始める傾向があります。
ただし、実際の釣果には地域差やその年の気温、水温などが大きく関わるため、一概には言い切れません。
目安としては、水温が10度を超えるあたりからバスの活性が徐々に上がり始めます。
この水温は、関東や関西などの本州では2月の下旬から3月初旬にかけて達成されることが多く、これが「釣れ始めのサイン」と言えるでしょう。
3月後半から4月に入ると、水温が15度前後にまで上昇し、産卵前の荒食いシーズンに突入します。
このタイミングで大型のブラックバスが釣れる可能性が高くなり、釣り人にとっては見逃せない時期となります。
ただし、早春は寒暖差が大きく、急な冷え込みで再び活性が下がることもあります。
そのため、数日間の天気や気温の流れをチェックしながら釣行計画を立てることが重要です。
このように考えると、ブラックバスは2月下旬から釣れ始め、3月から本格シーズンがスタートすると言えるでしょう。
ブラックバス釣りでおすすめのルアー

ブラックバス釣りで効果的なルアーは、狙うシチュエーションやターゲットの活性に応じて使い分けることが重要です。
ルアーには種類が多く、形状や動きによって使いどころが異なるため、適切な選択が釣果に直結します。
まず、初心者でも扱いやすく人気が高いのが「ワーム」です。軟らかい素材で作られており、水中で自然な動きを出せるため、低活性時のブラックバスにも効果的です。フックへのセット方法も簡単なものが多く、釣り入門者にも向いています。
次に「スピナーベイト」や「バズベイト」などのブレード付きルアーは、水中で強い波動やフラッシング効果を発生させ、広範囲からバスを引き寄せる力があります。特に濁った水や風のある日には、視覚に頼らない誘いができる点がメリットです。
トップウォーター系の「ポッパー」や「ペンシルベイト」は、水面を意識しているバスに効果的で、視覚的にも楽しい釣りができます。初夏から初秋の活性が高い時期におすすめされます。
ただし、ルアー選びは魚のサイズや活性だけでなく、フィールドの水深・濁り・障害物の有無なども考慮しなければなりません。目的や状況に応じてルアーを使い分けることが、ブラックバス釣りの面白さのひとつともいえます。
ブラックバスが釣れる時期と釣り方の関係
- 季節ごとのルアーの使い分け
- 餌はコンビニで買えるのか?
- オフシーズンのバス釣りは時間の無駄?
- バス釣りのオフシーズンとは
- 釣れる時期を逃さない時間帯選び
- 季節で変わる釣果と注意点
季節ごとのルアーの使い分け

ブラックバス釣りでは、季節に合わせたルアーの選び方が釣果に直結します。
水温や気候によってバスの行動パターンが大きく変わるため、同じルアーでも時期を間違えると効果が半減することもあります。
春は産卵期に向けてバスが浅場に集まり始めるため、「スピナーベイト」や「シャッド系ミノー」が有効です。これらは広範囲を効率よく探れるうえ、警戒心の高い春バスにも反応させやすい特徴があります。
夏になると水温の上昇とともに、水中の酸素量や水草の状況も変わります。日中はバスが物陰に潜むことが多いため、ワーム系ルアーでピンポイントを攻めるのが有効です。早朝や夕方には「ポッパー」や「ペンシル」などのトップウォーター系も活躍します。
秋はバスが活発にベイトを追い回す時期です。ここでは「クランクベイト」や「バイブレーション」など、動きのあるルアーが効果的となります。広い範囲を手早く探りながら、反応のあるスポットを見つけ出しましょう。
冬は水温が下がり、バスの動きも鈍くなるため、「ダウンショットリグ」や「スモラバ」など、スローに誘えるルアーが基本です。魚の目の前にじっくりアピールできるルアーが適しています。
このように、季節ごとの傾向を踏まえたルアー選びをすることで、釣果の安定にもつながります。逆に言えば、季節に合わないルアーを使い続けることは、時間のロスにもなりかねません。
餌はコンビニで買えるのか?

ブラックバス釣りに使用する餌は一部コンビニでも手に入りますが、使える場面は限られています。
市販の食材を餌として活用するスタイルは、手軽さが魅力ではあるものの、釣果に直結するかどうかは別の話です。
コンビニで購入できるものの例としては、ミミズ代わりの焼きそばの麺や、ソーセージ、魚肉ハム、チーズ、パンくずなどが挙げられます。これらは特にウキ釣りスタイルや、小型魚を対象にした釣りで試されることが多く、バスにも一定の効果を示すことがあります。
ただし、ブラックバスは本来、小魚や甲殻類といった動く生き餌に強く反応する魚です。そのため、コンビニ餌で釣る場合、活性の高い時間帯や場所を選ばなければ、なかなか釣果に結びつきにくいという面があります。
また、条例や管理釣り場によっては使用できる餌の種類が制限されている場合もあるため、現地のルール確認も欠かせません。
このように、コンビニ餌は「代用」としての活用は可能ですが、安定して釣果を狙いたいなら、釣具店やエサ屋で生き餌を購入するか、ルアー釣りを基本とした方が無難です。
オフシーズンのバス釣りは時間の無駄?

ブラックバスのオフシーズン、特に冬季の釣りは無駄とは言い切れませんが、かなり厳しい状況が続きます。
釣りに費やす時間と労力を考えると、釣果が得られにくいことは理解しておくべきです。
水温が8度を下回るような冬場は、ブラックバスの代謝も極端に落ち、ほとんど動かない状態になります。特に初心者や中級者にとっては、アタリすら感じられずに1日が終わってしまうことも珍しくありません。
一方で、冬のバス釣りは**「スキルアップの場」として捉えることも可能**です。フィネスリグの扱い方や、低活性時のアプローチ、忍耐力やポイント選びの精度など、テクニカルな力を試す絶好のチャンスとも言えます。
ただし、前述の通り釣れない可能性が非常に高く、結果が出にくい中で続けるにはかなりの覚悟と経験が求められます。
さらに、寒さによる体調への影響や釣行時の安全面にも配慮する必要があります。
このように、オフシーズンのバス釣りは「時間の無駄」とまでは断言できませんが、成果よりも過程に価値を見出せる人に向いている釣りです。効率や楽しさを重視するのであれば、春から秋にかけてのシーズンインを待つのも一つの選択です。
バス釣りのオフシーズンとは

バス釣りにおけるオフシーズンとは、主に冬季(12月中旬〜2月中旬)を指します。この期間は水温が大きく下がり、ブラックバスの活性が低下するため、釣果が極端に落ちやすい時期です。
この時期のブラックバスは、体力を温存するために深場に移動し、ほとんどエサを追わなくなります。そのため、普段のようなルアーや餌への反応がほとんど見られず、「魚がいないのでは?」と感じてしまうほどです。
ただし、完全に釣れないというわけではありません。水温が比較的安定する午後の時間や、暖かい日が数日続いた後など、タイミング次第ではチャンスが訪れることもあります。また、大型の個体は冬でも一定の捕食行動を見せるため、経験者にとっては「ビッグバスを狙う季節」として捉えられることもあります。
しかし、初心者にとっては反応が少なく、釣り方も難易度が高くなるため、オフシーズンは無理に挑まず、春から秋にかけてのオンシーズンに釣行するのが無難です。
オフシーズンをどう過ごすかは人それぞれですが、道具のメンテナンスや情報収集、釣行計画の準備などに時間を使うのもおすすめです。
釣れる時期を逃さない時間帯選び

ブラックバス釣りで好釣果を狙うには、「釣れる時期」の中でもさらに有利な時間帯を押さえることが重要です。
季節に応じて魚の動きが変わるため、同じ日でも時間帯によって釣果に大きな差が出ることがあります。
まず外せないのが「朝マズメ」と「夕マズメ」です。
朝マズメ(夜明け前後)は、水中の酸素量が増え、植物性プランクトンが光合成を始めることで食物連鎖が活発になります。この連鎖により、小魚やそれを追うブラックバスの動きが一気に活性化します。
夕マズメ(日没前後)は、日中に温まった水温が落ち着いてくるタイミングで、バスが再び浅場に移動してくる傾向があります。特に夏場は、日中の高水温を避けてこの時間に捕食行動を活発化させることが多く見られます。
また、風が吹き始める午後の「14時~16時(通称おやつタイム)」も見逃せません。この時間帯は、水面に波が立ち、水中に変化が生まれることでバスが反応しやすくなります。
このように、釣れる時期をさらに効率良く過ごすためには、「朝・夕・おやつタイム」を意識して釣行計画を立てることが重要です。逆に、真夏の正午や真冬の早朝など、魚の活性が落ちやすい時間は避けるようにしましょう。
季節で変わる釣果と注意点

ブラックバス釣りでは、季節によって釣果の傾向や釣り方の戦略が大きく変わるため、季節ごとの特徴を理解することが重要です。季節ごとの変化を無視すると、思ったように釣れず無駄な時間を過ごすことにもつながります。
春は、産卵期(スポーニング)を迎える準備段階で、ブラックバスの活性が急上昇する季節です。特に早春はシャロー(浅場)にバスが入りやすく、大型の個体も狙えるチャンスがあります。ただし、寒暖差の激しい日は活性が急激に落ちることもあるため、数日間の天気の変化を観察する必要があります。
夏は、気温・水温ともに上がり、バスの活性が高くなる一方で、日中は水温の上昇によりバスが深場に逃げる傾向があります。そのため、早朝や夕方を中心に釣行するのが効率的です。また、日差しが強い日は熱中症対策も忘れないようにしましょう。
秋は、越冬前の荒食いの時期となり、ブラックバスが広範囲を動き回るようになります。ベイトフィッシュを追って浅場に出てくることも多く、比較的釣りやすいシーズンです。ただし、冷え込みが強くなる晩秋になると一気に活性が落ちるため、天候の変化に敏感になる必要があります。
冬は、前述の通り最も釣果が出にくい季節です。バスは深場に潜り、ほとんど動かなくなるため、スローなアクションやピンポイントでの釣りが求められます。慣れていない場合は釣れない時間が長くなる可能性が高いため、防寒対策を徹底し、無理のない釣行計画を心がけましょう。
このように、季節ごとに適した時間帯や釣り方、注意点が存在します。季節を意識してアプローチを変えることで、より効率よく、そして安全にバス釣りを楽しむことができます。
ブラックバスが釣れる時期の特徴を総まとめ
- ブラックバスが最も釣れやすい時間は朝マズメと夕マズメ
- 春と秋がブラックバス釣りの最盛期
- 水温が安定する春と秋は釣果が伸びやすい
- 2月下旬から釣れ始め、3月に本格シーズンが始まる
- 水温10度を超えると活性が上がりやすい
- 産卵期前の春は浅場に大型バスが集まる
- 秋は越冬前の荒食いが狙い目となる
- 夏は日中を避けて早朝と夕方が有利
- 冬は釣果が激減しテクニカルな釣りになる
- 季節ごとのルアーの選び方が釣果を左右する
- 春はスピナーベイトやシャッド系ミノーが有効
- 夏はワームやトップウォーター系が効果的
- 秋はクランクベイトやバイブレーションが活躍する
- 冬はダウンショットやスモラバでスローに攻める
- 活性やポイントに応じた時間帯選びが重要